仙台青葉皮ふ科

2019.05.15

ゴールデンウイーク期間中に令和を迎え、
パソコンも順調にバージョンアップが完了し、
無事に日々の診療に取り組んでいます。

最近は多くの患者さんに来院して頂き有難い限りです。
ただ申し訳ないことですが、私の診療能力(スピード)には限界があり、
どうしても途中で受付を終了しなければならない状況になっています。
6時には薬局さんが閉まってしまいますし(土曜日は1時)、
スタッフ(当院・薬局)の方々にも家庭があります。
私一人の力ではクリニックは運営できないという現実があり、
長く続けていくにはこうするしかないのかなと思います。

皮膚の病気は季節によってまちまちです。
例えば乾燥性湿疹は冬に多く、あせもは夏に多くみられます。
しかし、季節に関係なく来院する病気は「ほくろ」です。
最近は、メディアでほくろのガン(メラノーマ)を取りあげる機会が
多くなっているためか、悪性を心配されて来院される患者さんが多いと
感じています。
最近ではダーモスコピーという高級虫眼鏡(?)のようなものがあるため
メラノーマの診断は比較的容易になりました。

私もここ20年来、このダーモスコピーを愛用しています。
私が最初にダーモスコピーに出会ったのは25年前でした。
当時勤務していた大学病院では、昼休みに診断の難しい患者さんを
皮膚科医全員で診察し議論するという場がありました。
その時常にダーモスコピーを持ち歩いていたのが、故・玉置邦彦教授でした。
当時ダーモスコピーはまだ世に知られておらず、
「これで診てごらん」と教授に言われ、のぞいてみたものの
何が何だかサッパリわかりませんでした。

その数年後のある会で、当時杉並でご開業されていた
宮本正光先生とお話をする機会がありました。
その際に宮本先生から
「皮膚をしっかり観察するにはルーペを使ったほうがいいぞ」
とアドバイスされ、
これがダーモスコピーを使うきっかけになりました。
翌日からダーモスコピーを使って皮膚をのぞいてみると、
今まで見えていなかった(見ようとしていなかった)ものが
細部まで見えるようになり、大変感動したのを覚えています。

当院を受診された皆さんはご存知のように、
私の診療は黒くて分厚い虫眼鏡のようなものを右手に持って、
ライトで照らしたり、上からのぞいたりと、
他の皮膚科の先生方があまりやらないような手法を使っています。
この黒い虫メガネがダーモスコピーです。

ダーモスコピーにより、皮膚腫瘍に関しては
メラノーマの初期の診断能力が向上したと
世間では言われていますが、
個人的には、基底細胞癌(メラノーマと同様に見た目が黒い腫瘍)の
見落としが確実に減少し、
ボーエン病(初期の皮膚癌)と診断する確実性が増した、
と考えています。
基底細胞癌もボーエン病もメラノーマほど悪性度は高くありませんが、
どちらも「ガン」ですので、
早めに治療したほうがよいものであることには変わりありません。

気になる「ほくろ」や「イボ」がある方は、
近隣の皮膚科さんを受診することをお勧めします。

2016.01.07

新しい年が始まりました。
昨年は途中から忙しくなってしまい、トピックスを全く更新できませんでした。
申し訳ありませんでした。

この間、クリニックは少しずつ変わってきています。

まず、火曜日は6週間に1回の頻度で休診日があります。
これまで土曜日の診療終了後に往診に行っておりましたが、パンクしました。。。
平日丸1日かけて往診をしないと終わらないという状況になってしまいましたので、新規の往診をお断りして、6週間に1回の火曜日に往診を行っております。
当面、どなたか新規開業の先生の中で往診を分担してやってくださる先生が出現しない限り、この状況は当面続きそうです。
苦しいところですが、ご理解いただければ幸いです。

そして、今年から土曜日に予約優先診療を導入しました。
これは2-3週間に1回必ず来院しなければならず、しかも土曜日しか時間が取れない方が多くいらっしゃるために、混雑緩和の意味も込めて導入しました。
うまく機能してくれるかどうか分かりませんが、予約の患者さんのみならず全ての患者さんの待ち時間が少なくなるように努力していきたいと思います。

さて新年にあたり、クリニックでの自分の目標を立ててみました。

  1. トピックスの更新:無理せず2か月に1回程度、、、
  2. 小児皮膚科を更に勉強する:場所柄、乳幼児・小児の患者さんが多く来院されます。もっと自分の腕を磨く必要がありますので、学会にしっかり参加し、最新のデータや治療法のコツを習得したいです。
  3. ダーモスコープの診断技術の向上:自分の頭の中の情報が少し古くなってきたように感じます。今年は復習も兼ねて勉強しなおします。
  4. 迅速な診察:いつも説明がくどくて申し訳ありません。今年は待ち時間を短縮できるようにしたいです。

あまり欲張ると計画倒れになってしまいますので、こんな感じで頑張りたいです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2015. 06. 01

気がついたらもう6月になっていました。
夏でもないのに毎日暑い日が続きますね。

今年に入ってから、顔面の皮膚癌の患者さんを立て続けに4人診る機会がありました。
幸い皆さん初期の基底細胞癌で、無事に大学病院での手術も終了し事なきを得ました。

今回のケースで共通していたことは、どれもパッと見ただけでは恐らく気にすることもない位、小さなものであったことです。

しかし、ダーモスコピーという、高性能虫眼鏡で観察すると、いびつな血管増生があり悪性と考え、すぐ大学病院を紹介しました。

基底細胞癌は皮膚癌の一種ですが、初期できちんと切除すればほぼ100%治癒します。

顔に大した事ないと思うけどちょっと気になる「ほくろ」様のものがある方は、ぜひ近所の皮膚科を受診してみて下さい。

2014. 12. 10

クリスマスツリー12月に入り寒くなりました。
仙台市内でも初雪が観測され、いよいよ冬本番です。
冬といえばやはり乾燥です。
今月は昨年同様、乾燥性皮膚炎の患者さんが増えました。

ただ、インフルエンザの予防接種後に蕁麻疹がでた、とのことで受診された(成人の)患者さんが例年より多かった印象があり、気になりました。

一般的に冬は蕁麻疹がでやすい時期ですが、あまりにもタイミングがよすぎますので何らかの因果関係があるのかもしれません。

振り返ってみますと、今年はこのトピックスがあまり更新されていませんでした。
夏場は確かに忙しかったのですが、それ以外は例年通りでしたので、私の怠慢です。反省しなければなりません。

来年は、定期的に情報を発信できるように努めたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

2014. 10. 02

今年の夏は暑かったですが、あっという間に終わってしまいました。
9月以降涼しくなり、過ごしやすい毎日が続いています。

昨年は10月になってから乾燥肌の方が増加しましたが、今年は9月になってから急増しました。
肌の弱い方、特にアトピー性皮膚炎の方は、今一番辛い日々を送っているのではないかと思います。
10月もしばらく同じような傾向は続きそうですので、彼らのために頑張らねば、と思っています。

一方で、水虫の患者さんは比較的早く良くなりました。
確かに夏が早く終わったこともありますが、今年はとにかく患者さんの意識が高かったことに尽きると思います。
有難い限りです。
病気が良くなると患者さんが来なくなりますので経営上は困りますが、医師としては治ってもらった方がはるかに良いです。
これを励みにこれからも頑張りたいと思います。