仙台青葉皮ふ科

2014. 04. 15

先月下旬から、急に暖かくなりました。
と同時にスギ花粉の季節がやってきましたが、今年は花粉の量が少ないためか、事前に飲み薬を開始していたためか、症状は比較的軽くて済んでいます。

ただ、この時期の気温の乱高下は肌にはつらく、特にアトピーの方の症状悪化が多くみられています。
せっかく塗り薬を弱くしたのに、また強い薬に戻さなければならないのは、患者さんにとっても我々医者にとっても正直辛いことです。
でも中途半端に治療を続けてはダメですので、この判断はきっと将来報われると信じて日々診療しています。

4月になり、新生活がスタートした方も多いと思います。
クリニックにも大学1年生や新社会人の方々がちらほら受診に来ます。
新しい土地で何かと不安も多いようですが、皮膚症状のコントロールという面から、少しでも不安要素を少なくできればと思います。

今年度も地域の皆様から信頼されるクリニックを目指して頑張ります。

2014. 03. 01

しばらくバタバタした日々を過ごしていたら、いつの間にかオリンピックも終わってしまい、もう3月になってしまいました。
最近は少しずつ暖かくなり、春の足音が聞こえてきたような気がします。

2月、仙台は週末の度に大雪になりました。
私が育った福島県の浜通り地方は、雪がほとんど降らない地域でしたので、今回の雪にはビックリしました。

今年から仙台と南相馬を行ったり来たりという生活が始まりました。
バスでの往来ですので、体力的には楽です。
柿沼皮膚科クリニック時代に通院して頂いた方々にもお会いすることができ、皆お元気そうで安心しました。

冬になると仙台でも南相馬でもそうですが、乾燥による皮膚炎が多くなりました。
特にアトピー性皮膚炎の悪化が顕著であり、患者さん同様私も頭を痛めています。
ただそんな中で、昨年の同時期に悪化した経験のある方の中には、今年は早めに薬を塗る量や頻度を増やした人もいました。
そのような方は今回、非常にきれいなお肌をキープしていました。
素晴らしいことです。
やはり、軽いうちにケアをするというのは大事なことなのだな、と再認識させられました。

そんな訳で、私の診療は日々患者さんから教えられて成り立っています。
今年もどうぞよろしくお願いします。

2013. 12. 16

今年も残すところあと2週間となりました。

先日皮膚の日のイベントがあり、アトピー性皮膚炎のお話をしてきました。
医学生の授業や、医療関係者に対する講演はこれまで何度も経験がありますが、一般の方々向けのお話は初めてでしたので、うまく伝わったのかよく分かりません。
ですが、わざわざ会場まで足を運んで下さる方が多いことにびっくりしました。
私達はこのような方々の命、期待を背負っているのだという自覚を持って医療に取り組まなければなりません。ありがとうございました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAさて、トップページにもありますように、1月から毎週木曜日は南相馬市原町区の「たなべクリニック」さんで、皮膚科診療をさせて頂く事になりました。
本当は柿沼皮膚科クリニックで診療ができればよいのですが、現在仙台を主な仕事場としている関係で、法律上それはできないそうです。
原町に残された患者さんがどうしているのか、以前から心配しておりましたが、そのような状況を田部先生が察してくれ、今回のような運びになりました。
週に1回で何ができるのか、という声もありますが、現在置かれた状況の中でベストを尽くすしかないと思っています。
原町の仮設住宅には、小高区や浪江町から避難された方も多く住んでいると伺っています。
そのような方々に少しでも安心して生活できるようにしてあげたいです。
どうぞよろしくお願いします。

2013. 10. 25

10月ももうすぐ終わりますね。
毎日肌寒い日が続くようになりました。
そうは言っても今月は季節外れの台風がやってきたり、 暑い日もあったりで、体調管理が大変だったのではないでしょうか。

今月は、「急に爪がはがれてきた」という方が多くいらっしゃいました。
特に、お子さんが多かったです。
通常乾燥による爪の変化は先端に多いように思うのですが。
今回は病変の中心がほぼ全員「爪の根元」です。

これは夏に罹患した「手足口病」によるものと思われます。
今年7-8月は手足口病が近隣で流行したようです。
その結果として、10月になり爪の脱落が見られるようになったと
考えています。
実際、爪がはがれてきた、という症状で受診された患者さんの
全員が、夏に手足口病を発症していました。

手足口病による爪の脱落はよく知られていますが、
昨年はほとんど見かけませんでしたので、
今年と去年ではウィルスのタイプが違うのでしょうか?
病気って本当に不思議です。

2013. 09. 11

いよいよ9月になりました。
仙台では梅雨明けからお盆前後まで蒸し暑い日々が続きましたが、最近朝晩涼しくなり、かなり過ごしやすくなりました。
そのせいか、当初は例年通り、あせも、とびひといった夏の皮膚のトラブルが目立ちましたが、最近は乾燥肌の方がちらほらと来院されるようになりました。

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さて、以前から新聞でも報道されていますように、「ロドデノール」による白斑の被害が更に拡大しているようです。しかも最近では、ロドデノール以外の白斑の報告もみられるようです(もっとも美白成分なので、広範囲に塗れば白くなって当たり前という気もしますが。。。)
現在宮城県では、東北大学皮膚科が中心となり症例を集めて解析しています。
先日の勉強会でも、皮膚症状の分布、性状などを大学の先生にいろいろと教えて頂きました。
一度症例を経験しないと分かりませんが、一度経験すれば二度と忘れない、というものです。
このような類の皮膚のトラブルは今後ますます多くなってくると思いますので、我々皮膚科医は日々情報収集を怠らないようにしなければと再認識させられました。