仙台青葉皮ふ科

2013. 09. 11

いよいよ9月になりました。
仙台では梅雨明けからお盆前後まで蒸し暑い日々が続きましたが、最近朝晩涼しくなり、かなり過ごしやすくなりました。
そのせいか、当初は例年通り、あせも、とびひといった夏の皮膚のトラブルが目立ちましたが、最近は乾燥肌の方がちらほらと来院されるようになりました。

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さて、以前から新聞でも報道されていますように、「ロドデノール」による白斑の被害が更に拡大しているようです。しかも最近では、ロドデノール以外の白斑の報告もみられるようです(もっとも美白成分なので、広範囲に塗れば白くなって当たり前という気もしますが。。。)
現在宮城県では、東北大学皮膚科が中心となり症例を集めて解析しています。
先日の勉強会でも、皮膚症状の分布、性状などを大学の先生にいろいろと教えて頂きました。
一度症例を経験しないと分かりませんが、一度経験すれば二度と忘れない、というものです。
このような類の皮膚のトラブルは今後ますます多くなってくると思いますので、我々皮膚科医は日々情報収集を怠らないようにしなければと再認識させられました。

2013. 06. 17

早いものであっという間に6月になりました。
最近はやや湿気がでてきて、汗ばむようになりました。
5月は季節外れの乾燥肌の方が多く受診してきましたが最近はやっと下火になりました。その代わりに「水イボ」の治療のために受診するお子さんが急に増えてきました。
小学校や幼稚園、保育園では今月からいよいよプールが始まるようで、水イボは治療してきて下さい、と言われるそうです。
水イボがあるお子さんをプールに入れてもよいのかどうかというのは現場の方々にとっては判断が難しいところです。
臨床皮膚科医会、小児科学会では共通認識として今年も以下のような文書を出しています。

2) 伝染性軟属腫(みずいぼ)

プールの水ではうつりませんので、プールに入っても構いません。ただし、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがありますから、これらを共用することはできるだけ避けて下さい。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。

つまり、水イボがあっても大丈夫ですよ
ということに一応なります。
しかし、水イボはサイズが大きくなればなるほど、治療は大変ですし、水イボが残っている間はプールに入れませんと指導している施設もあります。ですので、小さいうちに痛み止めのテープを貼って取ってしまうのがベストです。
大きく成長したものは残念ながら摘んで取ることができませんので、液体窒素を使わなければなりません(痛み止めが効きませんし、かなり痛いです)。
お子さんの年齢・性格なども考慮して、どう治療していくのがよいか、一緒に考えていこうと思いますので、水イボでお困りのお子さんをお持ちの方はぜひ皮膚科へご相談ください。
(ちなみに私が子どものときは、看護婦さん2-3人に抑え込まれて有無を言わさず取られたのを今でも記憶しています。今はいい時代になりましたよ。)

2013. 04. 06

4月になり新生活がスタートした方も多いかと思います。
仙台は暖かい日が続くようになってきました。
さて、この時期はまだまだ花粉が多いようです。
今年はすでに報道されていますように、花粉飛散量が例年以上ということで、花粉症の私も外出時にはマスクが欠かせなくなりました。
花粉症には皮膚症状があるというのは以前から知られています。
顔や首がかゆくなり赤くなる、というものですが、今年は、それに加えて頭皮もかゆくなる方が多いようです。頭髪に付着した花粉が頭皮にもぐりこみ、汗で反応して皮膚炎を引き起こすというメカニズムかもしれません。
花粉症による皮膚症状は、飲み薬と塗り薬の両方を使わないとよくなりません。
仙台では、この時期が花粉のピークとのことで、今が一番つらい時ではありますが、あと少しの辛抱です。
頑張りましょう。

2013. 03. 02

あっという間に3月に入りましたが、寒い日が続きますね。
私は福島育ちですが、東京生活が長かったせいか寒さにはすっかり弱くなってしまいました。
ただ、今のところ風邪はひいていませんので、このまま無事に春を迎えたいものです。

さて、昨年後半から木曜午後や土曜午後の空き時間を利用して、「皮膚科往診」を始めてみました。
皮膚疾患限定ですので往診依頼件数は多くないのですが、ご自宅に伺うと非常に感謝され、始めてよかったと思っています。
往診を始めたきっかけは、この青葉区支倉で診療を開始して以来、ご年配の方々の受診がかなり多かったことです。
ほとんどの方は歩いて当院に来ることができますが、中にはご家族の付き添いでやっと、というケースもありました。

いろいろ調べてみると市街地で往診をする皮膚科医は全国的に少ないようです。
日本臨床皮膚科医会でも「往診の必要性」を訴える先生もいらっしゃいますし、ならばやってみよう、と考え、ホームページや看板にも掲示しました。

「地域密着」をモットーにしておりますので、クリニックに来れない方のためにも頑張りたいと思います。

2013. 01. 10

明けましておめでとうございます。
昨年もお陰様で無事に過ごすことができました。
ありがとうございました。
今年も一人でも多くの方々のお役に立てるようスタッフ一同精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、年末年始と単純ヘルペスが猛威をふるっています。
これはヘルペスウィルスというものが原因で発症する病気です。
ストレスなどで体の抵抗力が落ちた時にでることが多く、主に唇やお尻に、かゆいような痛いような症状とともに小さな水疱がでてきます。
このウィルスをある程度抑えつける薬はありますが、困ったことに、1つ残らず完全に殺す薬がまだありません。
ですので、一度発症すると生涯何度も繰り返します。
ただ、早めに薬を使うことにより(飲み薬や塗り薬)、症状を軽く早く治してあげることはできます。
自然によくなることも多いですが、
時に重症になることがありますので、早めに皮膚科を受診し、治療しましょう。